メグロ建築研究所

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既存の住宅は、良好な住環境にもかかわらず細分化された敷地で、プライベートを確保するために高い塀によって囲われていました。それでも小さな庭は日だまりとなり、生活にゆとりを与えていました。しかし、この小さな庭も今回の工事により、2項道路拡幅のために削らなければなりませんでした。

設計にあたって、この小さな庭が、住空間と街路をつなぐ豊かな要素になることができないかと考えました。

まず、庭に広がりを与えるために既存の建物を減築し、境界を後退させて設けた濡れ縁で間をとり、ゆるやかに室内と連続した関係をつくりだします。濡れ縁は、外付けブラインドによって内外部の転換を可能にし、光や視線の調整を計っています。この設えにより、後退した塀を目線の通る高さに抑えることができました。

小さな庭を挟んだつながりの再構築によって、住まいは塀を越えて外部へ広がり、同時に、町並にも生活感の溢れた豊かさを与えられたのではないでしょうか。

リノベーションであるからこそ可能になった減築によって、小さな庭は、住まいと町をつなぐ新しい場として生まれ変わりました。

住宅特集2015.2 住宅特集2015.2